ごあいさつ

はじめまして、舞踊家の山県順子です。

 小さな子どもであっても大人であっても、単なる「お稽古事」にとどまらず、ひとりひとりの個性の現れ・自己を表現する手段としての舞踊を目指すのが、当スタジオのモットーです。

 身体を動かすこと自体の充実感もあるでしょうが、バレエというメソッドを身体に取り入れ(リズムや音楽を伴う場合もあります)「舞踊」を踊るという人間の根源的な喜びを導き出していきたいと常々考えています。と同時に、身体の中から湧き出るエモーション(衝動)をとらえて表現にまで高める作業、言い換えればエモーションを「言葉」で説明するということも大切だと考えています。

 それは、一見、言葉を超越しているかのように見える様々な衝動を丁寧に言葉に置き替えることと言えるでしょう。ムードとか感情とかをただ「再現」するだけで良しとするのではなく、それらのかげに潜む真実に光をあてていきたいと思っています。

 実際の稽古ではきちんとした基本レッスンにより身体を自由にし、指先・足先までにも神経を行きわたらせ、コントロール可能な身体の部分をより広く自分のものとしていくことを目指します。年齢や経験の有無によっていろいろなクラスがありますので、一度のぞきにいらっしゃいませんか。

 全く経験がなくて大人になってしまって「今更恥ずかしくて…」なんてい思っているあなたも大丈夫です。懇切丁寧にご指導いたします。

 可能性はあなたの中にこそあるのです。

プロフィール

主宰 山県順子

横浜市鶴見で生まれ、3歳で黒岩・大柴モダンバレエアカデミーに入所(大柴洋子先生直々に幼稚園のおゆうぎ会でスカウト)、以来小中高校時代を稽古に励み、大学入学頃より積極的にステージ活動を始めるかたわら、恩師の研究所にてバレエ教師として子どもから大人までの振付や指導にあたる。文化庁や東京都の助成公演の他、(一社)現代舞踊協会、(公社)神奈川県芸術舞踊協会主催の数々の公演に出演。黒岩・大柴作品以外でもたくさんの振付家の作品に客演。

近年は菊池純子&ダンサーズの主要ダンサーとして1995年香港公演、1999年ニューヨーク公演をはじめ国内外の多くの公演に出演した。1987年より恩師の川崎教室を引き継ぐかたちで、山県順子モダン・バレエ・スタジオを川崎にて始める。2000年天王洲スフィアメックスにてリサイタル。2001年自宅改築を機に当地にスタジオを移転、現在にいたる。
大柴洋子・菊池純子・石井かほるに師事。
一般社団法人現代舞踊協会会員。公益社団法人神奈川県芸術舞踊協会理事。

主な作品

「あとから生まれる人々に」
「私たちに与えられた時間」
「遥かな友へ」
「生命の歴史」
「鼓童」

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